未経験でもできる! 給排水設備工事のプロになる際の流れとおすすめの資格


皆さん、こんにちは。福岡県福岡市博多区を拠点に、福岡県全域で給排水衛生設備工事や空調設備工事を手掛けているAグランド工業です。


弊社の業務の1つである給排水衛生設備工事は、施工に高度なスキルを必要とします。そのため、水道工事業界への就職を目指すにあたって、「自分は未経験だけど大丈夫?」「資格を持っていないと就職できないのでは?」と不安になる方もいるでしょう。


しかし実は、水道工事業界は未経験・無資格でも就職でき、働きながら資格を取得してプロを目指すことが可能です。ここでは、給排水衛生設備工事に求められる資格や取得の順番、未経験で入社した後の基本的なキャリアステップをご紹介します。




■Aグランド工業が行っている水道工事「給排水衛生設備工事」とは?



給排水衛生設備工事とは、キッチン・お風呂場・トイレ・洗面所・給湯器といった水回り設備(衛生設備)と、それに関わる配管や器具(給排水設備)の設置・交換・メンテナンスなどを行う工事です。いずれも現代の生活には必要不可欠な設備ですから、社会を支えている重要な仕事だといえるでしょう。


また、給排水衛生設備工事は、道路の下の上水道本管から敷地内へ水を引き込む「給水管引込工事」、水道メーターから水回り設備に配管を延ばして接続する「屋内配管工事」、水回り設備の排水口から汚水ますへの配管をつなぐ「下水道排水設備工事」、キッチンやトイレといった水回り設備の設置や修繕を行う「衛生設備工事」に分けられます。Aグランド工業では、衛生設備工事や屋内配管工事をメインに行っています。


工事内容の詳細は以下の記事をご覧ください。

給排水衛生設備工事ってどんな仕事? 仕事内容やおすすめの資格を紹介






■給排水衛生設備工事は未経験でも可能? 資格は必要?



給排水衛生設備工事の仕事に興味があっても、「そういう仕事をするためには、一定の経験や資格が必要なのでは?」と疑問を持つ方は多いと思われます。しかし結論からいうと、未経験で資格を持っていない方でも、給排水衛生設備工事に携わることは可能です。その理由を見ていきましょう。


まず、水道工事の会社を営むためには、確かに特定の資格が必要です。上水道の工事を行う場合には「給水装置工事主任技術者」の資格が、下水道の工事を行う場合には「排水設備工事責任技術者」の資格がそれぞれ必要となります。これらの資格を持つ人が所属していないと、自治体の指定工事業者になれないため、水道工事をすることができません。


しかし、「水道工事そのもの」については、技術者の管理指導を受けるという条件下であれば、無資格者にも施工が認められています。つまり、未経験者や資格を持っていない人が水道工事の会社に入社し、現場で働くことは可能なのです。


そもそも、資格は受験の際に実務経験が必要になるものが多いことから、「未経験だけど資格は持っている」という人は基本的に存在しません。そのため、水道工事の会社の求人募集において、未経験者には資格の保有が求められないのです。水道工事業界は、未経験でも挑戦しやすいといえるでしょう。


ただ、資格を持っていないとどうしても仕事の幅が限られ、キャリアが限定されてしまいます。将来のキャリアアップを考えると、未経験での入社後は現場で経験を積み、積極的に資格の取得を目指すのがおすすめです。資格を持っていれば昇進や給料アップにもつながりますし、将来独立や転職を目指すためにも有利になります。




■水道工事の資格には何がある? まずはどれから取得すべき?



水道工事に関係する資格にはいろいろな種類があります。スムーズにキャリアアップするためには、実用性・重要性の高い資格から取得していくことが大切です。弊社でも取得を推奨している、主な関連資格をご紹介します。



・給水装置工事主任技術者

給水装置工事主任技術者は、給水装置の工事における技術上の管理や作業員の指導監督を担う国家資格です。給水装置工事の技術水準を確保して、安全かつ衛生的な設備を作るために設けられています。給水装置工事の施工計画の作成や、工事に関する自治体との連絡調整、検査への立会なども行います。


給水装置工事主任技術者の大きなメリットは、取得すると水道に関する知識が身につくのに加え、水道工事の申請ができるようになることです。また、前述したように、自治体から給水装置工事事業者の指定を受けるためには、給水装置工事主任技術者の有資格者を選任しなければなりません。


こういった事情により、水道工事に関する資格の中でも特に重要性が高く、入社後はまずこの資格の取得を目指します。試験はペーパーテストのみですが、受験のためには給水装置工事に関する3年以上の実務経験が必要です。したがって入社後は、3年後に給水装置工事主任技術者の試験に挑戦することを目指し、経験を積んでいくといいでしょう。



・排水設備工事責任技術者

排水設備工事責任技術者は、排水設備の工事に関する技術上の管理や、作業員への指導監督のスキルを認定する資格です。有資格者は、工事の品質確保のために現場で指導監督を行う他、排水設備工事の完了検査にも立ち会います。


自治体から排水装置工事事業者として指定を受けるためには、営業所ごとに専任の排水設備工事責任技術者を配置しなければなりません。排水設備工事を行っている会社で働くなら、給水装置工事主任技術者と同様に重要な資格であり、早めに取得すべきだといえるでしょう。


受験の条件は自治体や学歴によって異なりますが、排水設備工事等の設計または施工に関する2年以上の実務経験があれば、基本的には最終学歴に関係なく受験可能です。合格後も、5年に1回は更新の手続きが必要になります。



・管工事施工管理技士

管工事施工管理技士は、給水・排水工事だけでなく空調設備・ガス配管工事などに関する技術指導を行うなど、業務の幅が広いです。管工事施工管理技術検定に合格することで、給水装置工事主任技術者試験の一部科目が免除されます。


管工事施工管理技士は、配管工事全般の施工管理(品質・安全・工程・原価などの管理)スキルを認定する国家資格です。給排水・給湯設備工事をはじめ、空調設備工事やガス配管工事など、配管に関する工事に幅広く対応できます。


資格には1級と2級があり、2級は管工事の現場の「主任技術者」、1級はより大規模な現場の「監理技術者」になることが可能です。また、営業所ごとに配置が義務付けられている「専任技術者」になることもできます。公共工事の経営事項審査で加点対象になるのもメリットで、多くの会社は施工管理技士の有資格者を求めています。


1級・2級ともに、受験には所定の実務経験が必要です。また、有資格者は無試験で浄化槽設備士の資格を得られ、ガス消費機器設置工事監督者の認定講習の受講資格も得られるなど、仕事の幅が広がります。キャリアアップを目指すならぜひ取得しましょう。ちなみに、管工事施工管理技士の有資格者は、給水装置工事主任技術者試験の一部科目が免除されます。



・水道技術管理者

水道技術管理者は、水道関連の施設基準の管理や水質検査、浄水場などで従事する人の健康診断など、水道の維持管理業務を担う資格です。水質や設備に問題が見つかった場合は給水の緊急停止の判断を行うなど、安全面に関する責任を負います。


自治体(水道事業者)は、必ず水道技術管理者を選任しなければならないので、水道技術管理者は主に自治体に勤務します。ただし、一定の条件を満たせば、水道技術管理者が所属する事業者に水道施設の管理を委託可能です。専用水道を設ける企業も多いことから、自治体以外に勤務する水道技術管理者は増加傾向にあります。

水道技術管理者の資格を取得するためには、所定の実務経験を積むなどの条件を満たした上で、15日間の水道技術管理者資格取得講習会を受講する必要があります。最終日の学科試験に合格し、さらに指定の浄水場で15日間の実務研修を受けると、修了証書が交付され資格取得となります。資格を持っていると仕事の幅が広がり、転職や独立開業する際に有利です。




■未経験から水道工事のプロを目指す際の流れ



資格なしでも挑戦できるといっても、未経験の方が水道工事業界で働く場合、仕事内容やキャリアプランについていろいろな不安があるかと思います。そこで、未経験者が水道工事のプロを目指す際の基本的な流れを確認しておきましょう。



1:水道工事を行っている会社に入社する

まずは、水道工事を行っている会社に入社します。未経験者を歓迎しており、研修制度や資格取得支援制度が充実している会社を選ぶことが大切です。また、一口に水道工事といってもさまざまな種類があるので、特に興味の持てる会社を選ぶのが望ましいでしょう。



2:基礎を学ぶ

新入社員は、先輩や上司の指導のもとで働きながら経験を積み、基礎的な知識や技術を習得していきます。スムーズな成長のためにも、わからないことがあれば何でも質問・相談しましょう。



3:資格を取得する

一定の実務経験を積んだら、資格の取得に挑戦します。最初に取得すべき給水装置工事主任技術者の資格は、3年以上の実務経験で受験可能なので、入社から3年を過ぎた段階で取得するのが一般的です。早い段階で取得できるよう、計画的に勉強してください。



4:さらに実務経験を積む

給水装置工事主任技術者の資格を取得後さらに経験を積むと、現場を任せてもらえるようになります。ここまでくれば、ひとまず水道工事の技術者としては一人前です。後輩の指導をしたり、現場のリーダーを務めたりする機会も増えるでしょう。もちろんこの後も、日々スキルを磨いていく必要があります。



5:キャリアアップを図る

さらなるキャリアアップを図りたい時は、資格取得に励んで仕事の幅を広げていくのがおすすめです。特に管工事施工管理技士は、水道工事だけでなく他の業界でも重宝される資格で、キャリアアップにつながります。その他、自分の進みたい道に応じて取得する資格を選ぶといいでしょう。時にはじっくりキャリアプランを考えることも大切です。




■Aグランド工業は未経験入社でも活躍できる環境が整っています!


給排水衛生設備工事は、未経験で資格を持っていない状態からでも挑戦できる仕事です。水道に関する設備はいつの時代も必要とされ、常に工事の需要があるため、スキルを身につければ将来にわたって安定して働けます。ものづくりの楽しさを味わえ、人々の生活を支えているという充実感を得られるなど、やりがいも数多くあります。皆さんも、Aグランド工業で水道工事のキャリアをスタートさせませんか?


給排水設備工事を手掛けるAグランド工業での働き方ややりがいを紹介!


Aグランド工業では、給排水衛生設備工事や空調設備工事の現場作業員を募集しています。弊社は給排水衛生設備や空調衛生設備の配管・修繕・更新工事を行っている会社です。これまで福岡市内を中心に、有名な温浴施設や超高層マンション等で大きな工事案件を多数手掛けてきました。地元・福岡に密着して活動しており、転勤はなく現場も福岡市内のため、腰を据えて働ける環境が整っています。


応募にあたって、学歴や経験、資格の有無は問いません。入社後は少しずつ仕事を覚え、将来的には資格の取得を目指していただきます。充実した研修体制や資格取得のサポート制度があり、ベテランの社員がしっかりと指導しますので未経験者でも安心です。特に10代~30代くらいで、仕事に対して責任感のある方を歓迎いたします。


もちろん経験者の方や、給排水衛生設備工事・空調設備工事に関する資格をお持ちの方も大歓迎! 保有資格や経験、能力に見合った待遇でお迎えします。興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。


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